誰でも

インサイトシリーズ 第5回
「就職氷河期世代」という物語と現実~誰が語り、何が語られてきたのか

Glass Rock インサイトシリーズ

Glass Rock インサイトシリーズでは、多様な社会課題をテーマとしてとりあげ、実践者、支援者、研究者の方々をゲストにお招きし、ゲストとの対話を通じてその課題を「私たちのこと」として共に考えていきます。
次のアクションや最初の一歩のきっかけが⾒つかる場、一人ひとりの大事なことをみんなの大事なことにつなげていく学び合いの場です。毎月 1 回、平日の夜に開催します。ゲストによる問題提起を起点にした対話の後には参加者全員を対象とした交流会を予定しています。

 

就職氷河期世代への支援が再び政治の議題となっています。

各政党は、現役世代の負担軽減を掲げ、その象徴としてこの世代への対策を打ち出しています。新卒時に厳しい雇用環境に直面し、結果として長期的に不利な立場に置かれた人がいることは確かです。しかし一方で、「就職氷河期世代=すべて困っている」という認識は正確といえるのでしょうか。世代内の格差や支援対象の線引きの難しさを見落としたまま、世代全体をひとくくりにした政策が進めば、結果として支援の本質がぼやけてしまうおそれもあります。

 

今回のインサイトシリーズでは、データに基づいた議論を重ねてきた雇用ジャーナリストの海老原嗣生さん(『就職氷河期世代論のウソ』著者)をお迎えし、世代論にとどまらず、今後の雇用支援、再教育政策、社会保障制度の再設計などについて、現実的な視点から考えます。

雇用政策や社会保障制度のあり方は、企業にとっても「人材戦略」「労働市場」「リスキリング支援」といった形で直結するテーマです。

単なる世代支援の話にとどまらず、今後の働き方や人材活用を考えるうえでも示唆に富むものとなるはずです。

Information
日時
2025/10/28(火)19:00 - 21:00
場所
Glass Rock Members Lounge
東京都港区虎ノ門1丁目22−1 グラスロック B1階
受講対象者
一般、Glass Rockメンバー
参加費
一般 2,500円
 
 
※Glass Rock会員は、参加費無料となります。
※OFFICE LIFE NEWS/WORKERS BOARD読者は、1,500円割引でご参加いただけます。プロモーションコードを入れてお申込みください。
注意事項
■ご提供いただいた個人情報は、円滑な進行のためにスピーカーに共有させていただく場合がございます。
■開場:18:30予定
■お申込期日:2025年10月28日(火)17時まで 
■お申込みキャンセルについて
お申込のキャンセルは、10月26日(日)18時までに、イベントページ内の「主催者に連絡」より、キャンセル希望の旨をご連絡ください。
 
※上記期限以降の返金は承っておりません。
※キャンセル手続き完了まで、2営業日程度お時間を頂く場合がございます。あらかじめご了承ください。

Speaker

海老原 嗣生(雇用ジャーナリスト)

1964年生まれ。大手メーカーを経て、リクルート人材センター(現リクルートエージェント)入社。広告制作、新規事業企画、人事制度設計などに携わった後、リクルートワークス研究所の機関紙「Works」編集長に。専門は、人材マネジメント、経営マネジメント論など。2008年に、HRコンサルティング会社、ニッチモを立ち上げ、 代表取締役に就任。リクルートエージェント社フェローとして、同社発行の人事・経営誌「HRmics」の編集長を務めた。週刊「モーニング」(講談社)に連載され、ド」ラマ化もされた(テレビ朝日系)漫画、『エンゼルバンク』の「カリスマ転職代理人、海老沢康生」のモデル。ヒューマネージ顧問。『雇用の常識「本当に見えるウソ」』『マネジメントの基礎理論』『年金不安の正体』など著書多数。近著に『静かな退職という働き方』『「就職氷河期世代論」のウソ』がある。

Moderator

中嶋 愛(Glass Rockプログラムディレクター)
編集者。ビジネス系出版社で雑誌、単行本、ウェブコンテンツの編集に携わったのち、ソーシャルイノベーションの専門誌、Stanford Social Innovation Reviewの日本版立ち上げに参画。「スタンフォード・ソーシャルイノベーション・レビュー 日本版」創刊編集長。スタンフォード大学修士修了。同志社大学客員教授。