誰でも

インサイトシリーズ 第2回 遠くて近い、難民の話をしよう〜包摂をつくる仕事と社会のかたち〜

Glass Rock インサイトシリーズでは、多様な社会課題をテーマとしてとりあげ、実践者、支援者、研究者の方々をゲストにお招きし、ゲストとの対話を通じてその課題を「私たちのこと」として共に考えていきます。
次のアクションや最初の一歩のきっかけが⾒つかる場、一人ひとりの大事なことをみんなの大事なことにつなげていく学び合いの場です。毎月 1 回、平日の夜に開催します。ゲストによる問題提起を起点にした対話の後には参加者全員を対象とした交流会を予定しています。

 

Glass Rock インサイトシリーズ第2回のテーマは、「遠くて近い、難民の話をしよう〜包摂をつくる仕事と社会のかたち〜」です。

6月20日の「世界難民の日」にあわせ、難民を含む多様な背景をもつ人々の社会包摂について多角的に考えます。
特に、生活基盤となる雇用支援の現場で実践される「インパクトソーシング」という企業との具体的な取り組みを通じて、実際に「インパクトソーシング」の仕組みを使って難民の方に業務を発注している企業の担当者も交えて、難民と共に生きる社会の可能性と課題を探ります。
遠い話に思えるかもしれない難民の状況に目を向けることは、実はシングルマザーを取り巻く状況と似ている等、他の社会課題との共通項を見出すことにもつながります。自分自身の環境や社会とのつながりを見つめ直す機会にもなるはずです。一人ひとりの経験や視点を持ち寄りながら、「共に生きる社会」の具体像を描いていく対話の時間にしたいと考えています。

Information
日時
2025/6/20 (金)19:00 - 21:00 
会場
Glass Rock Members Lounge
東京都港区虎ノ門1丁目22−1 グラスロック B1階
受講対象者
一般、Glass Rockメンバー
参加費
一般 1,100円、Glass Rockメンバー  無料 ※ワンドリンク付き
注意事項
■円滑な進行のためにいただいた情報をスピーカーの方に提供させていただきます。
■開場18:30予定
■お申込期日:2025年6月20日(金)19時まで 
■お申込みキャンセルについて
お申込のキャンセルは、6月17日(火)18時までに、イベントページ内の「主催者に連絡」より、キャンセル希望の旨をご連絡ください。
※上記期限以降の返金は承っておりません。
※キャンセル手続き完了まで、2営業日程度お時間を頂く場合がございます。あらかじめご了承ください。

タイムスケジュール

19:00  開会・趣旨説明 
19:05  基調トーク「包摂とは何か、なぜ難民を語ることが自分ごとになるのか」 金辰泰さん 
19:20  事例紹介1「企業と共につくる雇用の場 〜インパクトソーシングの現場から〜」
19:30  事例紹介2「若者の立場から考える難民包摂 〜EmPATHyと移民支援の現場〜」 
19:45  クロストーク:「共に生きる社会をどうつくるかー それぞれの立場からの問い、提案」 
20:05  会場・視聴者との質疑応答 
20:25  クロージング・メッセージ まとめと今後への問いかけ 
20:30  交流会

speaker

金 辰泰(一般社団法人WelcomeJapan 代表理事 /一般社団法人Robo Co-op 創設者/CEO)

Welcome Japan の代表として、日本社会全体による多様な難民包摂の拡充に向けてマルチセクター連携を促進。産業界を含む新たなアクターをWhole of societyアプローチに巻き込み、補完的受け入れ(Complementary pathways)の加速に取り組む。Robo Co-op では、難民の背景をもつ人々がグローバルに活躍できるデジタル人材として自立できるよう、デジタルスキルで支えあうオンラインコミュニティを通じた経済的自立を伴走。元はDeloitteのSocial Impact Officeにて、オープンイノベーションを通じた社会課題解決の共創を推進。最高評価「Exceptional 」を5年連続受賞。

相良 光爾(ロジスティード株式会社 人事総務本部VCセンター 副部長)

1998年株式会社日立物流入社。2009年に同社の神奈川県央営業所副所長に就任。2019年同社の経営戦略本部VCセンター副部長。2023年4月より、ロジスティード株式会社人事総務本部VCセンター副部長。

金澤 伶(EmPATHy 共同代表/東京大学国際関係論 4 年生)

学生の傍ら、フルタイム正社員で、日系ブラジル人雇用や日本語教育に携わる。友人の除籍危機と、東大学費値上げ問題をきっかけに、「学費値上げ反対緊急アクション」で高等教育無償化に向けたロビイング・署名・クラファン・書籍出版を行う。SNS等を活用した継続的な呼びかけによって全国130以上の高等教育機関の学生・院生・教員との連携を実現している。そのほか、世界最大の難民の国際会議「グローバル難民フォーラム」に日本の難民を代表して参加した当事者らと、「EmPATHy」共同代表を務める。「ユースなんみんプラットフォーム」等で、写真展、アイデアコンペ、なんみんフェス、国際イベント等の企画多数主催。「仮放免高校生奨学金プロジェクト」で難民申請中などの貧困下にある子どもたちの教育・奨学金支援にも関わる。

moderator

中嶋 愛(Glass Rockプログラムディレクター)
編集者。ビジネス系出版社で雑誌、単行本、ウェブコンテンツの編集に携わったのち、ソーシャルイノベーションの専門誌、Stanford Social Innovation Reviewの日本版立ち上げに参画。「スタンフォード・ソーシャルイノベーション・レビュー 日本版」創刊編集長。スタンフォード大学修士修了。同志社大学客員教授。庭と建築巡りが好きです。