少子高齢化、気候変動、貧困・格差など、近年複雑化し特定の領域のみでは解決が難しい社会課題解決のためには、企業、行政機関、NPO・NGO、個人などの連携と共創が求められます。領域を超えてクロスセクターの連携と共創により社会課題の解決に取り組む会員制拠点「Glass Rock 〜Social Action Community〜」では、会員活動を発信するギャラリーが地下1階にあります。
上場企業300社の統合報告書をもとにデータ分析した俯瞰図と、サステナビリティ担当者へのインタビューから引き出す企業の現場担当者の本音、そして日本と海外事例を交えて記事で紹介している本展の特徴は、展示をご覧いただく方も参加できる双方向の展示であることです。展示をご覧になっている方向けに、個人の視点でサステナビリティに対する本音をシールに書き込んで貼っていただくコーナーは、壁一面があっという間に皆さんのコメントが書かれたシールでいっぱいになりました。
本セミナーでは、展示中の統合報告書可視化プロジェクト「サステナビリ ティの本音」を解説しながら、リアルなデータに基づいた共創のヒントについて考えます。特に、VALUENEX社が収集・分析した上場企業300社の統合報告書をもとに、企業が掲げる課題や重点テーマを俯瞰し、可視化されたインサイトから共創の接点を探ります。
実際に先進的な地域共創を進める企業事例として、株式会社明電舎経営企画本部サステナビリティ推進部の佐藤達則さんをお迎えし、気候変動などに関連するサステナビリティ活動をテーマにしたトークセッションを通じて、「データ」と「実践」が融合する共創の未来像を考えていきます。
現在、Glass Rock ギャラリーでは初回の展示として「サステナビリティの本音~『自分だけじゃムリ』から『自分にもできる!』へ」を展開しています。
※会期:2025年4月9日(水)~6月30日(月)