
多様なプレイヤーが領域を超えて社会課題解決に向けて共創する拠点・Glass Rockでは「越境」や「対話と実践」がキーワードになっています。
領域を超えて立場の異なる人たちが共創するためには対話が必要です。背景・経緯・考え・アプローチ法が違う者同士が建設的な対話を行うときに必須となるのが「妥協」です。一般的に「妥協」と聞くと、「相手の意見に屈する」というネガティブなイメージを持ちやすいですが、「双方にとって納得できる合意点」を見出す場合、ポジティブな妥協が重要だということが言えるでしょう。
この度、書籍『経済力も幸福度も高くなる デンマークのすごい教育』を出版されたニールセン北村朋子さんをお迎えし、対話を重視するデンマークで、幼少期からどのような教育が行われているのかをお話いただくイベントを企画しました。
デンマークは、世界競争力ランキングでTOP3を維持し、特に「ビジネス効率性」の領域では6年間1位を獲得しています。一方で幸福度ランキングも2位と上位を維持しており、経済力と国民の幸福度の高さを両立させている点が世界的に注目されています。また、世界国別腐敗認識指数ランキングも1位であり、政治の透明性が確保され、国民の声が政策に反映されていると国民が感じていることが表れています。デンマークでは子どもから大人まで「自分は社会を構成する一人であり、自分たちで社会を良い方向に変えることができる」というマインドを持っており、自分の意思を守りながらも、どうしたらみんなにとって良いかを対話を通して合意形成に導いていくスキルを幼少期から学ぶと言います。
デンマーク南部のロラン島に20年以上在住し、現地の選挙にも出馬した経験を持つニールセン北村さんは、合意形成のための妥協のことを、「最高の妥協点」「お互いにとっての『セカンドベスト』」という言葉で表現しています。
「最高の妥協を目指す」対話が日常的に行われているデンマークでは、どのような教育が行われているのでしょうか?そこから、日本にいる私たちは何が学べるでしょうか?ニールセン北村さんとともに考えます。
Glass Rockギャラリーでは、2025年12月より展覧会「最高の妥協 -本でちょっと立ち話-」を開催しています。ニールセン北村朋子さんとGlass Rockスタッフのコミュニケーションから生まれた企画で、“最高の妥協”から連想される書籍を選んでコメントとともに紹介しています。様々なジャンル、年代から選ばれた45冊を併せてお楽しみください。
■ご提供いただいた個人情報は、円滑な進行のためにスピーカーに共有させていただく場合がございます。
■開場:18:30予定
■お申込期日:2026年1月7日(水)18時まで
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