ビジネス、行政、アカデミア、非営利団体などがセクターを越えて複雑な社会課題の解決に向けて長期視点で取り組む共創プラットフォーム「Glass Rock 〜Social Action Community〜」。共創の仕掛けを加速する仲間として、社会課題解決の最前線の知見と経験を有するNPOや企業、アカデミアなど30を超える団体 が「共創パートナー」として参画してくださっています。
今回は、サステナビリティの文脈で地域企業とともに技術開発を行い、日本や世界の課題解決につながる事業を創出している、Glass Rockの共創パートナーである金沢工業大学のケースをもとに、ゲストをお招きして産学連携の現場で起きていることをお話いただきます。
お一人目のゲストは、独自のリサイクル技術を活かして廃棄される瓦やレンガをアップサイクルし、道路の透水・保水性舗装材を製造する株式会社エコシステム代表取締役の高田実さん。エコシステムは開発した舗装材が洪水対策やヒートアイランド対策に役立つことが注目され、日本国内だけでなく、海外にも進出しています。金沢工業大学との連携はどのような形で発展していったのでしょうか。製品化のハードルは?海外進出はどのように実現されたのか?などをお伺いします。
お二人目のゲストは、国際協力機構(JICA)民間連携事業部で、民間企業の途上国進出の支援をされている片井啓司さん。途上国支援の現場と民間企業をつなぐお立場として、お話いただきます。
モデレーターはGlass Rock共創パートナー・金沢工業大学SDGs推進センター所長の平本督太郎さんが務めます。金沢工業大学は地域企業の技術の可能性に着目し、ともに研究開発と商品開発を行い、日本社会の課題や世界の課題解決に寄与する製品を世に送り出しています。
一方で、アジア各国が急速な経済成長を遂げる中、日本の地域企業の技術が国外に流出するリスクが高まっていること に平本さんは危機感を募らせています。
地方企業の現場で何が起きているのか?皆さんとともに考えます。