Glass Rock × 共創パートナー

2025/5/27
Program & Event
イベント終了

6/6 (金) 地域企業の技術が日本・世界の課題を解決する!
 〜地方を技術流出から守る三方よしの取り組みとは〜

ビジネス、行政、アカデミア、非営利団体などがセクターを越えて複雑な社会課題の解決に向けて長期視点で取り組む共創プラットフォーム「Glass Rock 〜Social Action Community〜」。共創の仕掛けを加速する仲間として、社会課題解決の最前線の知見と経験を有するNPOや企業、アカデミアなど30を超える団体 が「共創パートナー」として参画してくださっています。 


今回は、サステナビリティの文脈で地域企業とともに技術開発を行い、日本や世界の課題解決につながる事業を創出している、Glass Rockの共創パートナーである金沢工業大学のケースをもとに、ゲストをお招きして産学連携の現場で起きていることをお話いただきます。


お一人目のゲストは、独自のリサイクル技術を活かして廃棄される瓦やレンガをアップサイクルし、道路の透水・保水性舗装材を製造する株式会社エコシステム代表取締役の高田実さん。エコシステムは開発した舗装材が洪水対策やヒートアイランド対策に役立つことが注目され、日本国内だけでなく、海外にも進出しています。金沢工業大学との連携はどのような形で発展していったのでしょうか。製品化のハードルは?海外進出はどのように実現されたのか?などをお伺いします。

 

お二人目のゲストは、国際協力機構(JICA)民間連携事業部で、民間企業の途上国進出の支援をされている片井啓司さん。途上国支援の現場と民間企業をつなぐお立場として、お話いただきます。


モデレーターはGlass Rock共創パートナー・金沢工業大学SDGs推進センター所長の平本督太郎さんが務めます。金沢工業大学は地域企業の技術の可能性に着目し、ともに研究開発と商品開発を行い、日本社会の課題や世界の課題解決に寄与する製品を世に送り出しています。


一方で、アジア各国が急速な経済成長を遂げる中、日本の地域企業の技術が国外に流出するリスクが高まっていること に平本さんは危機感を募らせています。


地方企業の現場で何が起きているのか?皆さんとともに考えます。

Information
日時

2025年6月6日(金)19:00-20:30 +交流会30分程度

場所
Glass Rock Members Lounge
東京都港区虎ノ門1丁目22−1 グラスロック B1階
対象者

Glass Rock メンバー

 

※お申込みはメンバーサイトに遷移します。

speaker

髙田 実(株式会社エコシステム 代表取締役)

大学卒業後、栗田工業株式会社入社。その後、株式会社エコシステムに入社し、ものづくり補助金で新製品の開発を開始する。ものづくり補助金は4回採択され、2024年新製品開発完了。 2018年に代表取締役に就任。
SDGsや海外展開を視野に事業計画を策定し、JETROやJICAとの協力で海外展開への布石を打つ。 ボリビアでの自主調査、環境省海外FS事業採択(ベトナム)、経産省「適応グッドプラクティス事例」採用、 JICA基礎調査採択(ボリビア)、JICAニーズ確認調査採択(ペルー)、国連ハビタット事業での実証試験(ネパール)を実施するなど、積極的に海外展開を行っている。

片井啓司(国際協力機構(JICA)民間連携事業部 参事役)

1998年JICA入構後、フィリピン担当課、インド事務所、企画部、経済開発部を経て現職。主に開発途上国の産業振興、民間企業とのパートナーシップに従事。2020年1月にはJICAの途上国のスタートアップ支援事業(Project NINJA: Next Innovation with Japan)を開始。 民間連携事業部では本邦企業による開発途上国の課題解決ビジネスを推進中。京都大学で工学修士、米国コロンビア大学で国際関係・公共政策学修士を取得。

moderator

平本 督太郎(金沢工業大学 SDGs推進センター所長/経営情報学科教授)

慶應義塾大学環境情報学部卒。同大学大学院メディアデザイン研究科博士課程修了。野村総合研究所入社後、経営コンサルタントとして、MDGs/気候変動対策における官民連携政策立案、民間企業事業創造支援により社長賞を受賞。金沢工業大学着任後、現場統括として第1回ジャパンSDGsアワード(官房長官賞)受賞に大きく貢献したほか、受賞多数。経済産業省・環境省・JICA・ジェトロ等のSDGsビジネス関連の委員他、日本政府・公的機関の委員を歴任。