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【商業施設×旅行会社】クラブツーリズムが目指す地域共生型コミュニティとは?

クロスセクターで取り組む子育て・多世代交流の拠点づくり

地域のつながりが希薄になる中、「多世代が気軽に集える場所」を作ろうとする動きが全国各地で活発化しています。

 

本イベントで取り上げる、コミュニティスペース「cotokoto」は「イオンタウン」の中にあり、旅行会社のクラブツーリズムがイオンタウン株式会社から受託運営しているというところです。

 

日常的に買い物に行く商業施設にあることが、人々にとってアクセスしやすいことに留まらない価値を生み、また、クラブツーリズムが運営することで旅行会社として培ったノウハウをコミュニティ育成に活かすことができているといいます。

 

今回のイベントでは、地域の多様な人々を巻き込んでクロスセクターで共創を仕掛けることで持続的なコミュニティ活性化の設計を行うクラブツーリズムの井原優さんに、具体的な活動内容、そして新規事業としてビジネスで社会的価値の創造にも挑戦する中で進めているインパクト評価の狙いや効果についてお話いただきます。

 

「cotokoto」で学びの機会や体験価値を提供するのは地域の多様なプレイヤーたちです。今回はその最前線で活動する方々も登壇します(一部オンライン登壇)。

・地域の高校生がこどもに勉強を教える企画を展開する城北埼玉中学・高等学校の南部大輔さん

・Jリーグを目指すサッカーチーム・COEDO KAWAGOE F.Cの中島涼輔さん

・救命講習を行う関谷沢果さん

 

彼らが目指すものや「cotokoto」と共創することで何ができると考えているのかをお聞きします。 

さらにイベント当日は、「こどもの居場所 cotokotoひろば」のこども食堂が新たにスタートする日です。現地とオンラインでつなぎ、こども食堂を運営する「こそだてびより」の小池愛美さんにも現場の生の声と協働の意義についてお話を伺います。

 

後半は、Glass Rockの共創パートナーの認定NPO法人 全国こども食堂支援センター・むすびえの小山秀幸さんも交えたクロストークになります。多世代の居場所づくりをしている小山さんの視点でcotokotoをどうご覧になるか、地域の巻き込み方の違いなど、語り合います。

 

終盤で感想シェアタイムを設け、「自分だったらこんなことができそう」と考え、共有します。

 

クロスセクターで対話し、持続的にコミュニティを盛り上げていく手法について考えたい方やクラブツーリズムさんとどんな関わり方ができるかを考えたい方のご参加をお待ちしております。

 

Information
日時
2025/11/26(水)16:00~17:30
場所
Glass Rock Members Lounge
東京都港区虎ノ門1丁目22−1 グラスロック B1階
受講対象者
Glass Rock会員、共創パートナー

タイムスケジュール(予定)

開催趣旨、ご挨拶(5分)

クラブツーリズム 井原氏によるプレゼンテーション(25分) 

「cotokoto」に関わる地域のプレイヤーたちとのトーク(20分)

 認定NPO法人 全国こども食堂支援センター・むすびえ 小山氏を交えたクロストーク(20分)

感想シェアタイム(10分)

質疑応答(10分)

 

登壇者

井原 優(クラブツーリズム株式会社 マーケティング本部 営業企画部)

2004年に近畿日本ツーリストに入社し、10年にわたり団体旅行営業に従事。その後、社長直轄の未来創造室にて新規事業開発を担当後、20207月からグループ会社のクラブツーリズムに出向しアライアンスビジネスを軸にした事業開発に携わる。

小山 秀幸(認定NPO法人 全国こども食堂支援センター・むすびえ  プロジェクトマネージャー)

鹿児島市出身。人材関連事業での法人営業・メディア企画・事業開発等に20年ほど従事。東京オリンピックを機に、大規模なイベントに携わりたいとスポーツ業界に転身。協賛企業様と取り組んだスタジアムでのフードドライブを通して、地域のこども食堂の存在を知り感動。むすびえと出会って今に至る。週末は地域のこども食堂やシニア男性の料理教室にボランティアスタッフとして参加しており、「企業人の前に社会人」、「人生いきてるだけで丸儲け」がモットー。

小池 愛美(一般社団法人こそだてびより 代表理事)

202411月に一般社団法人こそだてびよりを設立し、代表理事として地域のこども・家庭支援に取り組む。ふじみ野市イオンタウン内に「こどもの居場所 cotokoto(ことこと)」を開設し、こども食堂や居場所運営、親子イベントを通じて地域共生型の子育て支援モデルを実践。行政・学校・企業・市民団体と協働し、地域全体でこどもと家庭を支える仕組みづくりを進めている。 幼稚園教諭・保育士としての経験から、幼少期の心の育ちと保護者支援の重要性を実感し、任意団体として居場所づくりを開始。小児科医や地域事業者、企業(クラブツーリズム、COEDO KAWAGOE F.C.、ヒーローステップ等)と連携し、活動を拡大してきた。 オーストラリア留学で多様性を尊重する文化や「スキンシップを通じたコミュニケーション」の大切さを学び、こども一人ひとりに寄り添う支援姿勢の基盤としている。20248月には、アメリカ元医務総監ヴィヴェック・マーシー氏(Vivek Murthy)の日本視察において、「こども食堂」の代表事例として活動が採択された。 関心領域は、こどもの居場所づくり、家庭の孤立防止、地域共創、多様性と包摂。 モットーは「みんな違って、みんないい」。

南部 大輔(城北埼玉中学・高等学校 フロンティアコース主任)

大学卒業後、教育現場に飛び込み、生徒一人ひとりの「問い」を出発点にした学びづくりに従事。現在は城北埼玉中学高等学校にて、探究学習を軸とした「フロンティアコース」の主任として、探究のカリキュラム開発や実践の場づくりをリードしている。他方で、入試広報部のメディア課長として広報活動全体を統括し、パンフレットやウェブサイト、SNS、イベント企画などを通じて、学校を「見える化」する取り組みも展開。情報処理部の役割も兼任し、ICT環境整備やデジタル活用支援など、教職員と生徒をつなぐ技術的なサポートにも携わる。探究学習や非認知能力育成、デザイン思考などをキーワードに、学内外の連携プロジェクトや研修講師としても活動し、生徒が主体的に未来を切り拓く学びのデザインに挑戦している。

中島 涼輔(COEDO KAWAGOE F.C株式会社 取締役)

1991年生まれ。小学校時代から川越でサッカーを始め、県立川越高校卒業後、一浪して早稲田大学に進学。将来的にスポーツ事業を立ち上げるために、株式会社リクルート ホールディングスのネット採用で新卒入社し、SUUMOの事業開発や、新規事業開発に従事。3年半後独立し、2020年より川越市からJリーグを目指すCOEDO KAWAGOE F.C株式会社を共同創業し、取締役。

関谷 沢果(任意団体 救命教育ヒーローステップ 発起人代表)

任意団体 救命教育ヒーローステップは、子どもたちがいのちの大切さを体感的に学ぶ救命教育を、学校・地域・企業と連携して展開している。 商業施設cotokotoを拠点に、買い物ついでに親子三世代で学べる「まちの救命講習」を実現。企業や行政、地域団体と手を取り合い、誰もがヒーローになれる社会づくりを目指す。 小さな一歩から、いのちを守る文化を地域に根づかせることで、いのちを守る行動が日常の中で当たり前に選べる社会を目指している。