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サステナブルな街づくり~日本の先進事例と開発途上国への適用可能性~【JICA×Glass Rock】

地球規模課題である気候変動、⽣物多様性、⼈権等、サステナビリティに関連する課題への取り組みが国際的に強化される中、その潮流を把握し、途上国との共創を促進し、開発インパクトを拡⼤していくことが求められます。

 

日本の政府開発援助(ODA)を一元的に実施するJICA(独立行政法人国際協力機構)は2022年に役員から構成されるサステナビリティ委員会を設置、2023年10⽉30⽇に「JICAサステナビリティ⽅針」を公表し、中⻑期的な⽬標と取り組みの⽅向性を⽰しました。また、非営利の公益法人で、日本のコンサルティング業界の支援を通じて国際協力の発展を促進する⼀般社団法⼈海外コンサルタンツ協会(ECFA)は、2019年からサステナビリティ推進チームによる勉強会を開催しています。

 

これらの動きを一般に公開、促進することを目指し、2023年からJICAとECFAは定期的に共催で定期フォーラムを開催しています。

 

今回のフォーラムでは、Glass Rockも共催となり、「環境認証制度」「都市開発」「国際協力」の3つの視点から、サステナブルな街づくりの可能性を探ります。

 

まず、建物や都市の持続可能性を評価する国際グリーンビルディング認証システムの取得を支援する株式会社ヴォンエルフから、認証の国内外の潮流や、人を中心とした設計による「街の質向上」についてお話しいただきます。認証制度に限らず、大局的に世界の動きを捉えるインプットをいただくことで、持続可能な街づくりの分野で日本が置かれている状況を理解します。

 

次に、サステナブルな街づくりの具体事例として森ビル株式会社の都市開発における緑化と電力供給の取り組み、東京だけでなく地方との循環も含めた活動の事例を共有します。最後に、JICAから国際協力における取り組みを解説いただきます。

 

世界の街づくりにおけるサステナビリティの課題と可能性について知りたい方におすすめです。

Information
日時

2025年10月17日(金) 16:00~17:30(15:45より受付)

場所
Glass Rock Members Lounge
東京都港区虎ノ門1丁目22−1 グラスロック B1階
対象
Glass Rock会員
募集人数

20名

こんな方におすすめ

  • 「街づくりとサステナビリティ」の潮流を知りたい方
  • 都市の緑化と生物多様性の関係や都市におけるエネルギー供給に関心がある方
  • 日本の街づくりの知見の開発途上国への適用について考えたい方

プログラム予定

1)オープニング・挨拶

2)講演

 ①株式会社ヴォンエルフによるグリーンビルディングと街づくりの潮流

 ②森ビル株式会社のサステナブルな都市開発の取り組み

 ③JICAの国際協⼒における街づくりの取り組み

3)クロストーク・セッション

4)終了挨拶

5)名刺交換・ネットワーキング(希望者)

登壇者

平松 宏城(株式会社 ヴォンエルフ 代表取締役 / 株式会社Arc Japan 代表取締役)

⽇⽶の証券会社から環境NPOを経て、2006年ヴォンエルフを起業。国際認証(LEED、WELL、SITES等)コンサルティングとESG投資との連携を通じてサステナブルな都市デザインの構築を⽬指す。⽇本政策投資銀⾏と審査機関GBCIと共同でArc Japanを設⽴、不動産のサステナビリティ・データのベンチマークも推進する。

宮臺 信⼀郎(森ビル株式会社 都市開発本部 計画企画部 環境推進部 課⻑ )

2005年森ビル株式会社⼊社。管理事業部、PM事業部等を経て、同社の都市開発のミッションの ⼀つである「都市と⾃然の共⽣」「都市の脱炭素化」「資源循環型の都市」を担う現部署に2020 年から従事、主に再エネ等脱炭素に関する業務を担当。2022年から会社のESGを推進するサステナビリティ委員会事務局を兼務。

松原 千枝⼦(JICA社会基盤部 都市・地域開発グループ 国際協⼒専⾨員 )

30年余、官、⺠双⽅の⽴場から⼀貫して都市計画、都市開発、都市整備、都市⾏政に携わる。国 内では都市開発、都市整備プロジェクト計画・実施等。海外ではザンビア、東ティモールに⻑期 滞在の他、短期調査・技術移転等。2024年10⽉より現職。