Glass Rock × Climate Creative

2025/8/6
Program & Event
募集中

8/27(水)Planetary Questions:
AIは気候危機をどう変える?創造的対話をもたらす「問い」のデザインワークショップ

創造的なアイデアやコミュニケーション、ビジネスモデルの創出を通じて気候危機に立ち向かうプロジェクト「Climate Creative」。今回は、気候危機に向き合うための「問い」の力を捉え直すイベントを開催します。


“正しく解(ほど)く”時代から、”正しさを解く” 時代へ 


気候危機、生物多様性の喪失、資源制約とそれらをめぐる政治・経済・軍事的な争い。サステナビリティをめぐる諸問題は、“Wicked Problem(厄介な問題)”と言われるように複雑に絡まり合っており、「単一の正解」はありません。また、昨今ではAIをはじめとするテクノロジーの加速度的な進展により、世界の不確実性はより高まっています。

 

このような状況において重要となるのは、解決よりも前に現状を「問い直す」力となります。優れた問いは、人々に現状に対する新しい視点と対話をもたらし、複雑に絡まり合った問題を少しずつ解いていくためのきっかけや新たなインスピレーションをもたらします。

 

特に気候危機のような複雑な問題に立ち向かうためには、人々の想像力を掻き立て、創造力を引き出し、持続可能な未来の実現に向けた建設的な対話と実践をもたらす「問い」をデザインできるかが鍵を握ります。「正解」の定義を、「正しく解(ほど)く」から、「正しさそのものを解(ほど)く」へと再転換する必要があるのです。

 

そこで、本ワークショップでは「AIとサステナビリティ」をテーマに、実際にAIも活用しながら、気候危機に立ち向かうための創造的なアイデアをもたらす「優れた問い」を皆さんと一緒に生み出すワークショップを実施します。

 

ワークショップでは、気候危機やサステナビリティの不公正をめぐる芸術作品なども参照しながらよりよい「問い」を考えるための思考や視点を磨いていきます。そのうえで、AIとともに作業しながら、対話を通じてよりよい「問い」を生み出すためのプロセスを体験していただきます。

 

また、参加者の皆様から生み出された問いは、 “Planetary Questions(この星をめぐる問い)”としてイベント報告記事などを通じて発信するとともに、今後のClimate Creative の活動にも活かしていきます。少しでも内容に興味がある方は、ぜひお気軽にご参加ください。

 

本イベントは、  Climate Creativeを運営する株式会社メンバーズおよびハーチ株式会社が共創パートナーとして参画する、社会課題解決のために領域を超えた共創を目指す拠点「Glass Rock 〜Social Action Community〜」との共催で開催します。

Information
日時
2025年8月27日(水)18:30〜21:00(18:15開場/21:00~21:30 ネットワーキング)
場所
Glass Rock Members Lounge
東京都港区虎ノ門1丁目22−1 グラスロック B1階
受講対象者
一般、Glass Rockメンバー
参加費
1,000円(Glass Rock会員無料)
定員
30名
主催
Climate Creative(株式会社メンバーズ/ハーチ株式会社)

本イベントに関わるPlanetary Questionsの例

以下は、本イベントに関わるPlanetary Questionsの例です。下記のような問いについて対話をしてみたいと感じる方は、ぜひご参加ください。

# 気候危機とは誰にとっての何の危機なのか?
# 正解が(分から)ない時代に、私たちはどのように正しくあれるのか?
# 正しさとは、誰のものなのか?
# Pluriversal Justice(多元的な正義)は成り立つのか?
# AIの進展は気候危機にどのように影響するのか?
# AIは環境や社会にプラスなのか、マイナスなのか、それともニュートラルなのか?
# AI(Aritificial Intelligence)は PI(Planetary Intelligence)になりうるか?
# AIはPlanetary Ethics(この星をめぐる倫理)を持ちうるか?
# 私たちはどうすればコンヴィヴィアル(共諭的)なAIをデザインできるか?
# 「問う」ことは、Problem Making なのか、Problem Solving なのか?

こんな方におすすめ

  • 気候危機に立ち向かうための創造的な問いを考えたい方
  • 気候危機をめぐる本質的な問いについて多様な視点から対話をしたい方
  • AIを業務に活用したいサステナビリティ推進担当者の方
  • AIがサステナビリティにもたらす影響について知りたい方
  • AIを活用したサステナビリティ・ワークショップに興味がある方
  • その他、本テーマや内容に興味がある方であればどなたでも参加大歓迎です

本ワークショップを通じて得られること

  • 気候危機やサステナビリティをめぐる本質的な問いについての理解
  • AIとサステナビリティをめぐる問いに対する多様な視点
  • よりよい問いを生み出すための対話プロセスとスキル
  • 同じテーマについての悩みや関心を持つ仲間とのつながり

当日の流れ

18:15:受付開始
18:30:オープニング・施設紹介(5分)
18:35:イントロダクション(5分)
18:40:トーク「技術と芸術から考える、気候危機をめぐる問い」(加藤)(20分)
19:00:クロストーク「“問い”は“答え”を超えられるか?」(原・加藤)(20分)
19:20:Planetary Qustions Design ワークショップ

  • ワークショップ Step1:自己紹介・問題に気づく
  • ワークショップ Step2:問いを立てる
  • ワークショップ Step3:問いを深める(with AI)
  • ワークショップ Step4:問いを磨く(with AI)

20:20:Planetary Questionsの発表
20:40:対話タイム
21:00:終了(任意でのネットワーキング)
21:30:完全終了

登壇者

加藤 佑(ハーチ株式会社代表取締役)
2015年にハーチ株式会社を創業。社会をもっとよくする世界のアイデアマガジン「IDEAS FOR GOOD」、循環経済専門メディア「Circular Economy Hub」などのデジタルメディアを運営するほか、横浜の循環都市移行プラットフォーム「Circular Yokohama」、東京都における「CIRCULAR STARTUP TOKYO」など、企業・自治体・教育機関との連携により循環経済推進に従事。2023年4月にB Corp認証を取得。東京大学教育学部卒。
原 裕(株式会社メンバーズ執行役員 CSV 本部 脱炭素 DX 研究所所轄)

アメリカン・エキスプレス・インターナショナル Inc.、広告代理店を経て、1999 年より株式会社メンバーズにて大手企業の DX/デジタル・マーケティング支援を行う。2023 年よりメンバーズ 脱炭素 DX カンパニーに所属し、企業のサステナビリティ、脱炭素、サーキュラーエコノミー推進を DX、マーケティングで支援。
著書として「フェイスブック・インパクト」「エンゲージメント・マーケティング」「SDGsが生み出す未来のビジネス」「脱炭素 DX」など