Glass Rock × 共創パートナー Climate Creative

2025/6/3
Program & Event
イベント終了

6/12(木)Glass Rock×Climate Creative「循環型都市」は誰のため?
ケアの視点で探る、サーキュラーと包摂が交わるまちづくりワークショップ

創造的なアイデアやコミュニケーション、ビジネスモデルの創出を通じて気候危機に立ち向かうプロジェクト「Climate Creative」。今回は、クロスセクターで社会課題を解決するための共創拠点・Glass Rockと協働し、循環型の都市(サーキュラーシティ)を多様性やケアの視点から見つめ直すアイデアワークショップを開催します。

持続可能な生産と消費のバランスを取り戻し、気候変動の影響を食い止めるため、世界の各都市でサーキュラーシティを目指す動きが進んでいます。東京都においても、2050年CO2排出実質ゼロに貢献する「ゼロエミッション東京」を掲げ、プラスチック資源循環や食品ロス削減といったサーキュラーエコノミーの実現に向けた取り組みを推進しています。

こうした中で、企業や自治体、そして生活者それぞれに変化が求められる一方、そのような取り組みがコストや手間の増加、利便性の低下といった社会的課題を引き起こす可能性もあります。今回のワークショップでは、「循環型の東京の未来」を、資源効率や環境負荷に加えてよりインクルーシブな視点から見つめていきます。

循環型のライフスタイルがすべての生活者にとって本当に実現可能なものかを考えたとき、さまざまな障壁が浮かび上がってきます。例えば「高齢者にとって資源の分別やリユースのシステムが複雑で使いにくい」あるいは「忙しいビジネスパーソンにとっては、日々の仕事や生活のリズムと両立しにくい側面がある」などの問題があるかもしれません。

個々の生活者の視点にズームインして見ていくと、循環型の都市や社会を実現するためには、制度やシステムだけでなく、それを使う人々の多様な状況やニーズに寄り添う視点が不可欠であることがわかります。

 

今回のワークショップでは、そのようなインクルーシブな視点から循環型の生活を支えるために必要な社会システムや事業者、行政、教育機関といったプレイヤーとその役割を再考し、これからの都市を取り巻く循環型のエコシステムのあり方を探っていきます。 

循環型のまちづくりを探求している方や、サーキュラーエコノミーの実装に課題を感じている方など、ぜひご参加ください。

Information
日時

2025/06/12 (木) 15:00 - 18:00 JST

場所
Glass Rock Members Lounge
東京都港区虎ノ門1丁目22−1 グラスロック B1階
受講対象者
一般、Glass Rockメンバー
当日の流れ

※ プログラム内容は予告なく変更になる場合がございます

15:00 オープニング・イントロダクション(20分)
15:20 インスピレーショントーク①(15分)
 - まちづくりにおけるサーキュラーデザインとは?
 - サーキュラーシティやインクルーシブシティの事例
15:35 プレワーク(15分)
 - 「〇〇が捨てられないまち・東京の未来を想像しよう」(具体的なお題は当日発表)
15:50 インスピレーショントーク②(15分)
 - サーキュラーなまちづくりに必要なインクルーシブな視点とは
16:05 ワークショップ(75分)
 - 検証:もしあなたが〇〇の立場だったら?
  ※ 街に住む専業主婦・主夫や高齢者、企業、自治体の担当者、など多様なステークホルダーの視点で検証
 - アイデア創出:ケアやインクルージョンの視点で循環型都市の姿を再検討
17:20 全体共有(20分)
17:40 リフレクション・クロージング(20分)
18:00 ネットワーキング(希望者のみ)(30分)
18:30 終了・解散

こんな方におすすめ

  • サーキュラーエコノミーに関心があり、まちづくりに関わっている企業や自治体の担当者
  • 未来志向のクリエイティブでサーキュラーなアイデア創出を体験したい方
  • 環境だけでなくダイバーシティ&インクルージョンも考慮した事業づくり、まちづくりを進めていたい企業や自治体の担当者
  • 循環型ビジネスモデルの創出に悩む新規事業開発担当者
  • サーキュラーデザインを包括的に学びたい方

本ワークショップを通じて得られる学びや体験

  • まちづくりや事業づくりに不可欠な、環境負荷と社会的包摂の視点に関する知見
  • まちに関わる多様な生活者・プレイヤー視点の模擬体験
  • サーキュラーデザインやまちづくりに関心を寄せる人との意見交換、つながり

facilitator

中村 優花(株式会社メンバーズ 脱炭素DX研究所)

2020年入社。ユーザー調査やリサーチ業務を経て、企業のCSV型マーケティングの支援を担当。2023年より現部署にて企業のサステナビリティに関する社内浸透やマーケティングの企画・支援を行う。2023年度グローバルコンパクトネットワークジャパン CSV分科会幹事。サステナブルマーケティング学会メンバー。

倉岡 美亜(株式会社メンバーズ CSV本部)

2022年、株式会社メンバーズに入社。自社やクライアントに対し、サステナビリティに関する社内浸透の推進を担当した後、サステナビリティ文脈で大手企業のマーケティング、オウンドメディアの運用やコンテンツ制作を担当。

Climate Creative(クライメイト・クリエイティブ)とは?

Climate Creative は、一人一人が持つクリエイティビティ(創造力)を信じ、創造的なアイデアやコミュニケーション、ビジネスモデルの創出を通じて気候危機に立ち向かう、IDEAS FOR GOODと株式会社メンバーズによる共創型プロジェクトです。「創造力で、気候危機に立ち向かう」をコンセプトに、気候危機とクリエイティビティをテーマとするイベントやアイデア創出ワークショップ、人材育成プロジェクトなどを展開していきます。

株式会社メンバーズ

私たちは、デジタルの力で脱炭素とビジネス成長を支援する専門人材カンパニーです。脱炭素リテラシーとデジタルスキルを兼ね備えた人材が企業さまの脱炭素活動に伴走し、CO2排出量の計測・分析、低炭素なプロダクト・サービス開発、顧客との共創価値をつくるマーケティングなど、脱炭素にかかわる様々な領域をDXの観点で推進しています。

詳細:https://www.members.co.jp/why-dx/
参考:https://www.amazon.co.jp/dp/4833451867

ハーチ株式会社

Publishing a better futureをミッションに、社会をもっとよくするアイデアを集めたマガジン「IDEAS FOR GOOD」、企業のサステナビリティ・サーキュラーエコノミーシフトを支援する「IDEAS FOR GOOD Business Design Lab」、サーキュラーエコノミー専門メディア「Circular Economy Hub」等を展開。

URL:https://harch.jp/
URL:https://ideasforgood.jp/